緋色のサファイア第22話

まえがき

ハイ1ヶ月ではとても間に合いませんでしたw

いける気がしなかったんですよねぇ、、、w

今年もゆるゆると書いていきますので、よろしくお願いします( ◜ ཀ ◝)

今回はみんな大好き、強行突入のお話でございます(^ཀ^)

 

 

 

油のにおいが漂う夜の滑走路に、不気味に並んだ白い機体がけたたましいエンジン音を響かせる。敵巨大航空機にハルカらを乗り移らせるために、何十機もの無人航空機が準備を終えていた。ハルカらは翼下に吊り下げられた細長いポッドに横たわるように入り込んだ。

「よし、色々OKだね!では物資輸送ポッドに乗り込み、敵巨大航空機上空で飛び出したらジェットパックで乗り移るんだ!準備は良いね?」

エリックが白い歯を輝かせながらハルカに作戦を確認する。エンジン音でかき消されそうなものだが、なかなかの美声は轟音をかわしながら耳に届く。

「大丈夫!とりあえず細かいことは任せておけば良いんでしょ?」

「うむ!ボクのドラテクを見といてよ!配信してもらってもい」

エリックのセリフが終わる前に輸送ポッドのフタが閉まり、発進準備が整った。

暗い輸送ポッドの中、応急的に空けられた小さな窓が外の世界への唯一の抜け道のようだった。

「途中になってすまなかったね。飛び出してからがウデの見せ所だよ!」

「わかったからー!舌噛みそうだからちょっと黙っといて」

既に機体は舗装が少し荒れたランウェイを滑り始めていた。外の様子はほとんど分からず、薄暗い中ハルカは急に心細くなっていた。

「よく分かってなかったけど、今回の作戦ヤバない……?」

いくら巨大なターゲットとは言え、別の航空機から空を飛んで別の航空機に取り付くというのは非常に難しいことである。一歩間違えると、いや一歩間違えなくとも墜落は必至である。無人機の群れは甲高いエンジン音を響かせながら次々に闇に包まれた空へと離陸していった。ハルカらを搭載した機も、急激に加速しフワっと空に舞い上がった。

 

30分ほど飛行し、ついさっきまで光を吸い込んでいた小さな窓は逆に光をポッド内に送り込み始めた。夜明けが近そうである。

 

 

「ハルカちゃん起きてる?ボクは少し寝ちゃってたよ」

「静かだと思ってたら寝てたの?!まぁ私も人の事は言えないけど……」

「ははっ、暗くて暇だと眠くなるよね。さて、そろそろ目標が近づいてくる頃だ。合図したらポッドを開くから準備しておいてね」

2人は寝そべる形でポッドに収まっているが、指定の距離まで目標に近づいたら底面が開いて投下、ジェットパックに点火して敵巨大航空機に取り付く算段である。その時は刻一刻と近づいていた。

「こちら作戦司令!二人とも聞こえるか?!」

「どうした?何か問題か?」

エリックが話し終わる前に、機体が急に揺れ始めた。

「きゃあああ!どうしたの?!」

「こちら司令部、敵巨大航空機が対空ミサイルに機銃、レーザーてんこ盛りで撃ってきた!他の無人機を囮にしつつ、回避機動を取りながら接近するぞ!」

「わわわっ、もうちょっと手加減を……」

ポッドの外では爆発音が轟き、急旋回で世界は何度もひっくり返る。何度かの急旋回の後、ポッド内にけたたましい警報音が鳴り響く。

「ミサイル接近!チャフ散布―!衝撃に備えよ!」

無人機は、正確には2人を搭載しているため無人機ではないが、囮の金属片を散布しながら急な動きでミサイルを回避する。数秒後、すぐそばで爆発音が聞こえ、機体が小刻みに揺れた。

「回避成功!ハルカちゃん生きてる?」

「何とか……。危なすぎじゃないこれ……」

「大丈夫!あと2、3分で投下ポイントだよ!」

その後も機体は全ての方向に動き回り、ミサイルやレーザーを回避する。その度にハルカらはもみくちゃにされつつも、確実に目標には近づいていた。

「よし、そろそろ投下ポイントだ。準備は良い?」

「やっとか……。っていうか、投下後は生身であの攻撃にさらされるの?」

「そう!ボクらは被弾しても耐えられるけどジェットパックが壊れちゃうから、頑張って回避するね!」

味方の無人機も3割近くが撃墜され、攻撃はなおも激しくなる。できるだけジェットパックの飛行可能時間を稼ぐため、無人機は上昇を始める。数秒後、再び警告音が鳴り響く。

「こちら司令!もうチャフが無い!少し早いが投下するぞ!」

「ラジャー!ハルカちゃんいくよ!」

輸送ポッドの床面が二つに開き、ハルカらは猛スピードで無人機から投下された。5秒も満たないうちに、二人を乗せてきた無人機にミサイルが直撃し、木っ端微塵になってしまった。

「エンジン点火!ハルカちゃんの方もついてる?!」

背中からタービン音と振動が伝わってくる。無事に二人のエンジンには火が入っていた。

「ついてる!行こう!」

エリックがジェットパックを操作し、空を舞うようにハルカもそれに連動する。徐々に巨大航空機の姿が大きくなり、タッチダウンの瞬間が近づく。二人はその黒い悪魔を睨みつけ、着実に歩みを進めた。囮の無人機はいくつか撃墜されたようで、油の燃えるにおいが鼻をつついた。

「まずいっ、こっちに来るよ!ハルカちゃん出番だ!」

二人とは違う方向に走っていたかに思われた対空ミサイルの1発が、急に進路を変えて向かってきた。

「私が撃ち落とす!祈ってて!」

ハルカが小型ミサイルを展開し、向かってくる炎に向けて解き放った。小さなミサイルは細い煙を残してあっという間に忙しい空へと吸い込まれていった。

 

 

 

あとがき

プルルルルルルルルルルルルル(^ཀ^)

緊迫感あるシーンは良いですねうふふ、、、

でも、私なら絶対こんな事したくないですw

空を飛びたいとは思うのですが、生身で飛ぶのは怖すぎますねw

 

次回も頑張って書くので、見ていただけるとピョンピョン喜びます(^ཀ^)

 

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2025年2月24日